【お出かけまちキョン】良元コミュニティ「親子で みんなで まち歩き」に行ってきたよ!

幻の駅「鹿塩駅」があったあたりへ、みんな到着。まちキョンのうしろでは、ガイドさんのお話を聞く参加者のみんなの姿がある。

左手を挙げて右目をウィンクしているまちキョンこんにちは、まちキョンです!

今回で19回目のお出かけだよ!まちキョンのことを知りたい人は「まちキョンの部屋」を見てね♪

良元コミュニティ「親子で みんなで まち歩き」に行ってきたよ!

3月17日(日)に塔の町自治会で開催された「親子で みんなで まち歩き」に行ってきたよ!塔の町はまちづくり協議会の区域としては良元コミュニティに含まれるんだ。小林聖心女子学院も塔の町にあるんだよ。

塔の町自治会『親子でみんなでまち歩き』の案内チラシ。

コースは、塔の町会館を出発~幻の鹿塩駅~熊野神社~小林聖心女子学院~宝塚神社~平林寺~塔の町会館へ戻ってくる予定で、おおよそ2時間のコースをみんなで一緒に歩いたよ。

まずは出発地点となる塔の町会館へ集合!今日のガイドを務めてくださるのは、宝塚文化財ガイドソサエティの古村さん。よろしくお願いします!

出発地点となる塔の町会館の前にいるまちキョン。 塔の町会館の中に入ったまちキョン。その後ろにはすでに何人かの家族が集まって、始まるのを待っている。 本日のガイドを務めてくださる、宝塚文化財ガイドソサエティの古村さん。

幻の鹿塩駅

みなさん集まったところで、塔の町会館を出発♪車に気を付けながら、子どもも大人も一緒になって線路沿いを南へ進んだよ。

到着したのは現在の小林駅~仁川駅の中間あたり。そこには今では幻の駅となった「鹿塩」という駅があったんだそう。

現在の阪神競馬場の辺りにあった、川西航空機宝塚製作所へ通勤するお客さんのために、昭和18年に設置されたのが鹿塩駅なんだって。このころは戦争があった時期。たくさんの人々が工場で働いていたんだね。

この工場周辺は昭和20年7月に大規模な空襲を受け、終戦を迎えその役目を終えたことで、同じ年の9月には廃駅になったんだ。今では駅のあった跡はもうなくなっていて、正確な位置は分からないそうなんだ。

塔の町会館を出発し、線路沿いの道を南へ進む参加者のみなさん。まちキョンは、その先頭を歩いている。 幻の駅「鹿塩駅」があったあたりへ、みんな到着。まちキョンのうしろでは、ガイドさんのお話を聞く参加者のみんなの姿がある。 幻の駅「鹿塩駅」があったあたりで、みんな熱心にガイドさんの説明を聞いている様子。すぐそばを阪急電車が通り過ぎていく。

熊野神社〜宝塚ゴルフ倶楽部を抜けて

鹿塩駅跡からすぐのところには熊野神社があるよ。神社には周辺の地名「鹿塩」の由来になったと言われる民話が残っていて、古村さんがお話ししてくれたよ。奈良時代に春日大社から来た雌鹿と地元の雄鹿のお話で、「熊野神社のWebサイト」にも『鹿の鏡井戸』の伝説として掲載されているよ!

さらに歩いて仁川小学校の横道を進み、小仁川沿いに北向きに歩くと、蛍の生息・保護地域があるんだよ。掲げられた看板からは、地域のみんなで大切にしていることが伝わってくるね♪

小仁川沿いの道は宝塚ゴルフ倶楽部の間を通っていて、まちキョンたちもその道を進んでいくよ。途中には地獄坂と呼ばれる急な坂道が!大人たちはちょっぴり大変そう。子どもたちは元気一杯で歩いていたよ♪

小仁川沿いの道を歩く参加者。少し雨が降ってきた様子でみんな傘をさし始めている。 ほたる等の生息地、保護地とされる小仁川を、観賞しながらを歩く参加者。 町に掲げられた看板。『ほたる等の生息・保護地です。みんなで保護して、育てましょう』と書かれている。仁川幼稚園、仁川幼稚園PTA、仁川小学校、宝塚市役所の名称が右下に小さく入っている。 木のトンネルのように、宝塚ゴルフ倶楽部の間を通っている道。

小林聖心女子学院

ゴルフ倶楽部の間を通る道を抜けると、小林聖心女子学院の裏手辺りに繋がっているよ。

学院の校門の前で古村さんからお話を聞いたよ。学院にある建物は、国の有形文化財に指定されている本館の他に聖堂や特徴的な塔など、歴史的な建物があるんだ。「塔の町」の名前の由来は、この学院の塔から名付けられたものなんだって!

学院に通う生徒のみなさんは、塔の町自治会の方々と一緒に学校周辺の花壇の水やりを行っているそうだよ。学院に続く道の花壇には、お花が綺麗に咲いていたよ♪地域の方と一緒に活動しているって素敵だなぁ。色々なつながりが、地域の中でたくさんできるといいね♪

小林聖心女子学院の校門前にまちキョンがいる。 小林聖心女子学院の校門前でお話を聞く参加者。手前には、アップでまちキョンが映っている。 小林聖心女子学院に続く道の花壇。色とりどりの綺麗な花を咲かせている。

宝塚神社〜平林寺

そろそろまち歩きも終盤!阪急小林駅から線路沿いに北に向かうと、宝塚神社に到着だよ♪

高台にある神社からの眺めは、とっても見晴らしがいいんだよ♪お正月には初日の出を見に来る人も多いみたい。そんな境内の一角には、倒壊した石鳥居などが集められているよ。これは、阪神・淡路大震災が発生した時に倒壊したものなんだそう。「震災碑」として記憶に残しているんだね。

宝塚神社のすぐお隣には平林寺。平林寺のぐるりには石仏が三十三あるんだ。昔の摂津国、兵庫や大阪の三十三ヶ所の観音様をお参りするのと同じ意味があるんだそうだよ。この石仏はそれぞれ担当する地元の方が決まっていて、お花のお供えなどの管理をして守っているんだって。

宝塚神社の鳥居の前にいるまちキョン。 宝塚神社の境内から、街を眺める参加者の皆さん。 宝塚神社境内からの、素晴らしい眺望を背にしたまちキョン。 阪神・淡路大震災で倒壊した石鳥居などが「震災碑」として境内に集められている。

平林寺を出たら、出発した塔の町会館を目指してもうひと歩き!途中では古い「良元村」の名前が入った道路元標や小林公園にある三角点を紹介してもらいながら歩いたよ♪道路元標は道路の起終点を示したもので、三角点は測量の基準になるんだって。色々なものがまちの中にあるんだね。

『小林だんじり』と書かれた倉庫。秋祭りに 曳行されるだんじりが保存されている倉庫。 「良元村」の名前が入った古い道路元標。その横にまちキョンが映っている。 小林公園にある三角点。その横にまちキョンが映っている。

 

こうして今回のまち歩きは終了!当日はくもり空で途中で雨も降ってきたけれど、とっても分かりやすい古村さんのお話に、大人も子どももみんな熱心に耳を傾けていたよ。会館に戻る頃には青空も見えて、参加したみなさん同士で、歩いて見て回ったことを和気あいあいとお話ししていたよ♪

参加したみなさんは、「長く住んでいるけど意外と知らないこともあって、参加してよかった」「引っ越してきたので、地域のことが知れてよかった」とおっしゃっていたよ。

説明してもらったり意識しながら歩いてみると、今まで気付いていなかったことがたくさん見つけられるかも!みなさんも車や自転車に気を付けながら、自分の住むまちを歩いてみてね♪

 

これからもいろんなことをたくさん知りたいな!みなさんよろしくお願いします!

にっこりして手を頬に添えているまちキョン

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