「森のワークショップとフリマ」が開催されました

 

2019年11月24日(日)北雲雀きずきの森で「森のワークショップとフリマ」が開催されました。今年で2度目となる今回のイベントには約250人の参加者がありました。
「森のワークショップとフリマ」のチラシ

↓お天気にも恵まれ、きずきの森ならではのイベントが盛りだくさんです。
人気の輪投げは、ツルで作った輪を木の枝に掛けるというナチュラルさ。
アゲハチョウの生態を紹介する紙芝居に子どもたちは夢中です。

↓日常生活ではなかなかできない「丸太切り」や「薪割り」体験。
「薪割り」は下に刃の付いた薪割り機に薪を固定して上からハンマーで打ち付けて割るというもの。
ナタを使わないので安全に割ることができます。アウトドア好きの方は必見です!

↓フリマやワークショップも個性的です。定番の日用雑貨のほか、好評の手作りクッキー、バルーンアート、木の実を使ったクラフト、作家さんの手作り小物など色々なお店が並びました。
ワークショップはクリスマスにちなんだサンタやクリスマスツリー作り、木の実を使ったお洒落なアクセサリー作り、スワッグ作りがありました。

↓フードコーナーには豚汁、フランクフルト、ピザ、コーヒーなどがありました。
活動拠点のかまどや薪ストーブなどを使って手際よく調理されます。
何と、調理に使用した炭まで手作りでした。炭火焼のフランクフルトは一味違います。

↓この日は活動拠点の石窯ではなく、段ボール箱をアルミホイルで包んだ簡易オーブンでピザを焼きました。
炭火を載せる網の下に水を入れた耐熱容器を置くのが安全のポイント。

↓広いきずきの森を堪能するイベントも色々ありました。
「秋の七草植え」は、昨年のイベントで植えたオミナエシとフジバカマの植え替えをします。立派に育った株を新しく耕した場所に植え替え、実からは種を取ります。
かつては日本各地で当たり前のように見られたこれらの草花も、今は滅多に見ることがありません。

この場所はボランティア団体「北雲雀きずきの森 きずな会」が大型外来種のハリエンジュを 10年がかりで駆除し、日本古来の草原に戻しつつあります。
秋空にチガヤの草紅葉が映え、歩くだけで心が癒されます。
この美しい日本の草原をいつまでも後世に残していかねばなりません。

↓親子連れに人気のイベント「巣箱を調べよう」は長尾台小学校区人権啓発推進委員会・PTA人権部との共催です。
昨年取り付けた巣箱を、巣立ちが終わって空になったこの時期に取り外して中を調べます。
午前中に調べた巣箱にはドバチの巣や孵化しなかった卵が残った鳥の巣がありました。

↓さあ、午後の部では何が見つかるかな?

↓アオゲラなどのキツツキ類がつついて穴を広げた巣箱。
残念ながら、巣箱は使われなかったようで、中には何も入っていませんでした。

↓巣箱はヤマネズミや昆虫など、鳥以外の生物が利用することもあります。
午後に調べた巣箱からは、ドバチの巣をアリが利用しているのが見つかりました。

このほか10時からと12時からの2回、「きずな会」のガイドによるきずきの森の案内が行われました。

ボランティア団体「北雲雀きずきの森 きずな会」では、毎月第一日曜日の観察会など、きずきの森の色々な利活用や、整備活動を行っています。
詳しくは「北雲雀きずきの森 きずな会」HPをご覧ください。