第3回森のワークショップとフリマを開催しました。

「第3回森のワークショップとフリマ」は宝塚市きずなづくり推進事業の助成を受けて実施しました。

2022年11月27日(日)秋晴れの空のもと、北雲雀きずきの森にて「第3回森のワークショップとフリマ」が開催されました。今年は新型コロナウイルス感染対策のため、園内の東エリアを広く使って開催しました。園内散策もお楽しみいただけましたでしょうか?

 

ハーブ園前ではハーブを使った食べ物や小物などの販売とスワッグ作りのワークショップが行われました。

 

きずき小舎周辺ではおにぎり、お茶、フランクフルト、豚汁などのフード販売。
フランクフルトを焼く炭やストーブの薪には保全活動で伐採した木が利用されています。

 

花屋敷つつじガ丘から「挽きたて、いれたて」コーヒーのカフェフルールが出店しました。
小麦アレルギーの方が楽しめるよう、グルテンフリーの「米粉ショートブレッド」も販売。

 

フリーマーケットに多くのお客様がいらっしゃいました。

 

きずな会グリーンウッドワークによる木工作品展示と木の種類を当てるクイズ。

 

兵庫県自然保護協会のクビアカツヤカミキリの標本と交雑種オオサンショウウオ(隔離飼育個体と骨格標本)の展示。クビアカツヤカミキリはサクラやモモなどを枯死させる特定外来生物です。
兵庫県内でも生息が確認されたので注意しなくてはなりません。

クビアカツヤカミキリの記事はこちらをご覧ください。

 

オオサンショウウオは許可なく移動や捕獲することのできない国の特別天然記念物なのですが、過去に中国から持ち込まれて野生化したチュウゴクオオサンショウウオとの交雑が進み、在来種が激減する事態が起きています。調査員さんから「オオサンショウウオは意外と身近な生物なので、皆さんに関心を持ってもらえたら」とのお言葉をいただきました。

 

兵庫県自然保護協会による自然観察会は、「植物の不思議チーム」と「虫取りチーム」に分かれて行いました。

↓美味しいフユイチゴを味わう植物チーム。

 

↓補虫網の極意を学んで草むらに隠れている虫を探す虫取りチーム。
「虫の呼吸 壱の型 スイーピング!」

 

みはらし広場ではきずな会による手作りの遊びと桜谷軽便鉄道の体験乗車を行いました。
遊びの材料は全てきずきの森にある自然素材です。間伐材で作ったモルック、つる植物で作った輪投げ、どんぐりの的当てといった手作りの遊びは子どもにとって新鮮だったようです。

 

のこぎり体験。切り出した木はきずな会メンバーが切り口を焼いてコースターにしてくれました。

 

長尾台小学校区が日本で初めてトロリーバスが走った場所であるという歴史にあやかって、今年は桜谷軽便鉄道さんに出張運転をお願いしました。大阪平野を一望する絶景を眺めながら、多くの人に体験乗車を楽しんでいただきました。

 

桜谷軽便鉄道さんの公式YouTube動画(外部リンク)

「展望映像きずきの森にて」

「ななちゃんが出張運転で大活躍」

 

ご乗車の際に頂いた運賃は後日、桜谷軽便鉄道さんへ寄付しました。