地域の防災活動

台風シーズンは一段落しましたが、大地震などの災害はいつ訪れるかわかりません。
今回のブログでは自治会や自主防災組織などの身近な所で行われた防災活動をご紹介します。

2019年11月10日(日)ふじガ丘自治会では、住民の皆さんが市内一斉清掃を終えた朝10時から「ふじガ丘祭り」が開催されました。(ふじガ丘自治会・ふじガ丘自主防災会共催)
この「ふじガ丘祭り」は防災訓練と楽しいイベントが一緒に行われるので、例年大人から子供まで大勢の参加があります。

↓ふじガ丘自治会館では消防署員による応急手当て講習、腹話術を通して子どもたちに防災について学んでもらい、バルーンアート作成など子どもたちも楽しみながら参加できます。

↓自治会館の隣にあるふじガ丘公園では水消火訓練、担架リレーが行われ、消防署から講評をいただきました。

↓炊き出しは炭火焼バーベキュー。野菜もたっぷり入ったおふくろの味です。
子どもたちにはお菓子のつかみ取りが行われ、楽しい時を過ごしました。

2019年12月7日にはゴミステーショングループごとの安否確認訓練が行われました。

 

同じく2019年11月10日、満願寺町自治会で防災訓練が行われました。
今年は全国的に台風などで過去に例のない被害が発生していることから、兵庫県の助成を受けて本格的な訓練が行われました。

↓災害対策本部を立ち上げ、川西市消防署の指導のもと緊急通報訓練と安否確認・報告訓練。

↓消火訓練、AEDを用いた救命救急訓練、水害に備え土嚢の積み方訓練。
土嚢は水が来る方向と反対側に結び口を向けて積みます。

↓避難誘導訓練は折り畳み式担架を使用し、実際に人を乗せて避難誘導しました。

↓炊き出しは豚汁とアルファ米ご飯です。参加者全員でおいしく頂きました。

 

2019年11月16日(土)は花屋敷荘園自治会で防災訓練が行われました。
傾斜地に町域が広がる花屋敷荘園地区では住民の高齢化が進み、歩いて避難するのが困難な方をどのように支援するかが課題の一つです。
そこで今年は花屋敷地域における緊急時避難所の川西中学校まで、車いすを使った避難誘導訓練を行いました。

↓どのルートがよいか?を考え、弱者のサポートも参加者が熱心に体験。
宝塚警察署警備課から指導と川西中学校までの交通整理をしていただき、安全に往復しました。

↓自治会館に戻り、花屋敷地域包括支援センター様のご協力で花屋敷せいれいの里様からお借りしたダンボールベッドを使って、組み立てをご指導いただきました。
子ども達がダンボールベッドの組み立てをして、実物に大人も乗って丈夫さを確認。

↓防災士から届け出避難所の開設の仕方などについてアドバイスをいただきました。
・ 届け出避難所の開設するタイミングや周知方法を予め決めておく。
・ 空きダンボール箱を使ってベッドを作成したり、住民に余った毛布やタオルなどを寄付していただくなど工夫して備蓄する。
・ ミズシオンランタン(水と塩を入れると発電する電池不要のLEDランタン)使用法
など

↓最後は地下室にある防災備品を皆で点検。備品の発電機も使用してみました。

訓練は数多くすることが何より。
それぞれが存在をアピールができ、それが地域住民の安心に繋がった訓練でした。