追記)長尾台で見つかった数日後に花屋敷松ガ丘でもクビアカツヤカミキリのフラスが見つかりました。私有地や個人宅で見つかった場合でも行政が個別に応対しますので、まずは市や県に連絡をお願いします。
2025年7月24日長尾台バス停付近の桜並木で特定外来生物のクビアカツヤカミキリが見つかり、兵庫県自然保護協会と市・県の管轄部署、地域住民により被害木の対処が行われました。
クビアカツヤカミキリはサクラやモモ、ウメなどバラ科の樹木を枯死させる害虫です。
クビアカツヤカミキリは繁殖力が非常に強いため、被害を広げないためには早期発見と専門家による適切な対処が重要。
今回、見つけてくださった小学生さんに感謝です。
皆様もフラス(フンと木くずが混ざったもの)や成虫を見つけたら、市や県にご連絡をお願いします(成虫を捕まえた場合はその場で殺処分してください)。
※クビアカツヤカミキリについては2023年8月10日のブログ記事もご覧ください
被害木の様子。この木はやや樹勢が衰えていましたが、クビアカツヤカミキリは若い元気な木にも発生するので注意が必要です。
被害木のフラス(フンと木くずが混ざったもの)。
クビアカツヤカミキリのフラスは3月下旬から11月にかけて木の根元や幹などに見られます。
フラスはうどん状の形状で内部に繊維状の木くずが見られないのが特徴です。
木の根元の草をかき分けてフラスを探すと、ひこばえにもフラスがありました。
兵庫県自然保護協会などの専門家が被害木の対処を行いました。
被害木の所有者(宝塚市)の許可を得て幹の穴を広げ、針金で5頭の幼虫を取り出しました。
幼虫の穴に薬剤を注入し腐食防止のコーティングをした後、成虫が飛び出さないよう被害木をネットで巻きました。この被害木には幼虫の排糞孔もいくつか見つかっています。幼虫の大きさから去年より前に成虫が来ていたと思われます。
被害木については、成虫が飛散しない時期(10月以降)に市が伐採して防草シートを被覆する予定です。また、付近の街路樹、公園、学校、民地などについても、市が被害の調査を行っております。
クビアカツヤカミキリの成虫は5月末~8月に発生し、樹皮に産卵します。
今回は成虫が見られなかったので、参考に兵庫県の提供写真を紹介します。
成虫を捕まえた場合はその場で殺処分してください。
(クビアカツヤカミキリを生きたまま持ち運ぶことは違法となります。)
死んでいる個体であっても、見つけた場合は市や県に連絡してください。
連絡先、お問い合わせ
クビアカツヤカミキリの成虫やフラスを見つけた場合は下記までご連絡をお願いします。
宝塚市役所 環境部 環境エネルギー課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎2階
電話:0797-77-2070(環境保全担当)
ファクス:0797-71-1159
兵庫県 環境部 自然鳥獣共生課
〒 650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10−1
Tel:078-362-3389
兵庫県クビアカツヤカミキリ目撃情報通報フォーム(外部リンク)
参考サイト(外部リンク)
兵庫県HP:宝塚市における特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の初確認
啓発チラシ(兵庫県作成)
チラシ画像をクリックするとPDF(表面・裏面の2枚)を表示します。
子どもが読みやすいフリガナ付きのチラシ
フラスの見分け方のチラシ



