当自治会エリアにある宝塚市指定文化財「万年坂地蔵石仏」は花友クラブを核にした奉賛会が日々のお手入れや地蔵盆などを行っています。この場所には日々のお手入れ等の道具類を収納している小屋があります。最初の小屋は昭和25年(1950年)3月に建てられました。
↓写真はプロジェクト開始時に撮ったものですが小屋は昭和63年(1988年)8月に改修がおこなわれたのち、直近まで使われていたものです。改修から33年が経過した令和2年8月にシロアリの被害で床が抜けその被害が広がっていることが確認されました。雨が降れば建物の下に水が流れ込む事も分かりさらに劣化が進むと予想されました。
令和3年4月に自治会を中心に「令和3年度花屋敷つつじガ丘・町名制定50周年記念事業」として毎月第1、第3日曜日に有志が集まり自分たちの手で小屋を修復するプロジェクトをスタートしました。そして日々の活動は動画や写真をSNSにアップし進捗を公開することで随時参加者も募りました。
作業を進めていくと、想定以上に老朽化していることが判ってきました。しかしながら手を付けた事業を途中で中止にするわけにはいきません。小屋の設計も見直しました。さらに追い打ちをかけるように木材の高騰で費用がかさみ、夏の猛暑、長雨などスケジュールも遅れて不安が募っていきました。
↓木材価格が1.5倍!
↓雨が1ケ月続きその間は作業中断
↓夏は猛暑で休憩しながら作業!
10月からは毎週日曜日を作業日として、更に平日はシニアチームで作業し年内完成を目指しました。また、コミュニティへの呼びかけを行い当自治会外からも多くの支援をしていただけました。世代を超えて小学生から子育て世代、シニア世代など参加者の輪も広がり大きな事故もなく12月26日に無事完了することが出来ました。
↓バス道から見え「気になっていたと」隣まちから本職の方が現地指導
↓パワポで手順書を作成
↓模型を作って確認
↓意外と出来た屋根作業
↓後半は子どもたちも参加
↓親子で漆喰塗り
↓平日の追い込みはシニアチームで
今回の事業の成功を記念して令和4年1月8日に完成式を執り行いました。
完成式の様子は多くのかたに見ていただけるようYOUTUBEでLIVE配信も行いました。
↓完成式
↓LIVE配信画像
↓デザインは得意なメンバーに宅地開発当時をイメージして考えてもらいました
↓車道側には「地蔵石仏」の看板を設置
↓収納するだけでなく寄り道したくなるような内装にしました
地域の皆さんにこの場所を広く知っていただきたいとの思いから明るく、この地域の景観に合わせたデザインにしました。荷物を入れる倉庫ですが坂道で広場の少ないこの地域での交流場所として気軽に立ち寄れる「寄り道スポット」とし再生しました。
PJ期間:令和3年4月11日~令和3年12月26日
延作業日数:52日 延参加者 :268名(小学生~80代)
当該事業は令和3年度「阪神北☆夢づくり応援事業」として参加し兵庫県から補助を受けて活動しています。
ご利用などのお問い合わせは花屋敷つつじガ丘自治会まで
↓動画はこちらをクリック
お地蔵様の小屋修復PJ#31 完成(最終回)
小屋完成式祭