近年、大型台風や線状降水帯が頻繁に発生するようになりましたが、山地に広がる長尾台小学校区には大雨の際に土砂災害の危険のある場所が多くあります。
コミュニティひばりでは7月17日(土) に工学博士の見市晃(みいち あきら)先生をお招きし、防災講演会「地域の危険な場所を知る」を開催しました。
*危険個所は宝塚市HP「たからづか防災マップ」でご確認ください。
新型コロナウイルス感染に配慮し密集を避けるため、ご自宅から講演会に参加できるよう、コミュニティセンターひばりから講演をZoom配信しました。
また、ネット環境の整っている自治会館等では収容人数の半分以下の定員でパブリックビューイングを行いました。
↓講演会の様子です。オンライン参加では地域の方々だけでなく、宝塚防災リーダー会の皆様や宝塚市総合防災課からもZoomでご参加下さいました。
コミュニティひばり(写真左)、ふじガ丘自治会館(写真中)、長尾台自治会館(写真右)。
↓つつじガ丘集会所(写真左)、雲雀丘倶楽部(写真右)。
つつじガ丘集会所からは講演会のZoomを花屋敷つつじガ丘自治会グループLineに転送しています。Zoom操作に不慣れな方も地域で使い慣れたグループLineから講演会を見ることができます。
講師の見市先生は環境工学がご専門です。地域の地形や地質、付近の活断層、避難所についてなど、わかりやすく教えていただきました。
2021年7月17日防災講演会の動画はこちら
↓長尾台小学校区の地形は、東の川西市へも南北の傾斜も部分的な急傾斜はあるものの、全体的に見ればそれほど急傾斜ではなく、土砂が流れ下る危険は少ないとのこと。
しかし、
①山から流れ出た雨水が住宅地の側溝入らず姿を消し、住宅街の下流で沸いていたら大変危険。
②住宅街の側溝を流れる雨水が濁り出していたら危険
ですので、すぐに決められた人に連絡しましょう。
↓土砂が流れ出すと通れない道が出ます。長尾台小学校区の弱点を一つ上げるなら、バス通り以外の安定したう回道路が少ない事だそうです。
↓本格的な台風シーズンが来る前に、避難のタイミングや方法、行先や道順、持ち物や家庭備蓄、家族の連絡方法、子どもだけで在宅している場合どうするかなど、ご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?
参考サイト:宝塚市HP「マイ避難カードを作成しましょう」
在宅避難をする時、道路が寸断された時や大規模災害で支援物資が届かない時など、災害時には家庭備蓄が大切です。6月に各自治会でお配りした冊子『あってよかった家庭備蓄の実践アイディア(農林水産省)』も是非ご参考にしてください。
(画像をクリックすると農林水産省HPにリンクします)
冊子は農林水産省HPからダウンロードできます。