25年前の1月17日。阪神・淡路大震災の日と同じ今日、末成小学校にて45名の地域の方々、末成幼稚園の園児78名と共に、地域防災訓練が行われました。
緊急放送が鳴り響く中、防災頭巾や手で頭を守りながら園児、児童310名が先生方の誘導で運動場へ避難してきました。
米国カリフォルニア州で2008年に始まった地震防災訓練の〝シェイクアウト〟。 直訳で「地震を吹っ飛ばせ」という意味だそうですが、日本では「一斉防災訓練」と意訳され、近年広まっています。覚えておきたいこの訓練について校長先生より説明がありました。
「姿勢を低く 」「頭を守る」「動かない・待つ」地震が起こった時の最初の行動です。この最初の行動で身の安全を確保しましょう、という事です。 この3つなら子どもたちも覚えやすいですね。 参加者全員で、震災で犠牲になられた方々に黙祷を捧げた後、津波による洪水警報発令という設定で、校舎の上の階へ避難します。
3年生と地域の参加者は体育館へ移動し、今日来て頂いた宝塚市西消防署の方やコミュニティすえなりの役員と一緒に3つの訓練を体験しました。竹の棒と毛布で担架を作ります。巻き方に工夫をすると、ロープなど固定するものがなくても、人がのっても大丈夫なしっかりとした担架が出来上がりました。
段ボールベッドです。小段ボールをまず作り、その4つをひとまとめにしたものを6つ。計24箱。その上に一枚大きなダンボール紙を載せたら、段ボールベッドの出来上がりです。テキパキとした作業で、あっという間に出来上がりました。
最後はAED体験です。校内にもAEDが設置されているので、何かあった時には皆さん使えるように、との消防署の方のお話でみんなしっかり見入っていました。
倒れている人を発見したら
①『大丈夫ですか?』と呼びかける。意識がなければ、応援をよび119番とAEDの手配をお願いする。②胸と腹部の動きを10秒以内で見て呼吸を確認。③胸骨圧迫 ④到着したAEDをすみやかに装着 そのあとは音声ガイダンスに沿っての操作です。①〜④まで繰り返し説明されていました。訓練していないと、これもスムーズにできませんものね。自分に出来る事は何か? 真剣に考えて訓練していました。
体育館内の訓練体験の後、運動場で消火器体験と、消防車の説明&質問タイム。途中消防車に無線が入ったりして、緊急出動か⁉︎という場面もありましたが、無事訓練は終了しました。
地域の方々と3年生は、このあと炊き出しの試食です。150人分のご飯と豚汁を、朝早くからPTA本部とコミュニティすえなり役員、3年生保護者有志で用意して頂きました。
ご飯はアルファ化米で、熱湯で15分戻したものです(水だと約1時間かかるそう) 炊飯器で炊いたご飯と変わらないふっくらとした感じ!寒い中、豚汁とご飯が冷えた体に沁みました。。。美味しかったです(^^) 皆さま朝早くからありがとうございました。
近い内に必ず来ると言われている南海トラフ地震。考えると怖くて仕方がないですが、いざその時に自分がどう行動すれば良いのか? 訓練をして知識を見に付け、必要なものは揃えておいて、今出来ることをして備えておこうと思います。
コミュニティすえなりの地域の方。末成小学校は避難場所のひとつです。いざ災害が起こった際、慌てないためにも避難訓練に積極的に参加して下さい。
ジムにゃん☆でした。