3月30日(土) 災害時の指定避難場所になる売布小学校にて、
「指定避難場所の開設・初期運営訓練」を実施しました。
この訓練は、災害に強いまちづくりを目指して、当まち協が策定し宝塚市に提出した地区防災計画に基づき、本年度初めて実施することになりました。
まち協役員および幹事が運営者に、売布小学校区の各自主防災会の皆さんが避難者として参加しました。午前9:00大規模な地震が発生したとの想定で、避難所(売布小)に集合後、避難所を開設して運用を開始するまでを想定したプログラムに則って訓練が進められました。
訓練に先立ち、米谷上配水池(売布小の北側)にて、市上下水道局施設部の方から非常時に開設される仮設給水栓について説明を頂き、災害時の給水とポリ容器での水の運搬を体験しました。
避難所入り口での受付を行い、上田会長から開始(開設)宣言、中川防災部長から訓練内容の説明の後、避難者をABCの3つの班に分かれて役割分担、その役割を順に担当して避難所開設準備を行いました。
実際には炊き出し支援訓練のグループのD班(給食班)を含め4班体制でしたが、こちらは運営者を中心としたメンバーが担当しました。
3つの班が輪番で役割グループ別に避難所の開設作業を実習しました。
1. 衛生・簡易トイレ・発電機担当
2. 段ボール間仕切り担当
3. 段ボールベッド担当
また、毛布と物干竿で簡単にできる「簡易担架」を作り、実際に人を運ぶ訓練も行いました。
4. 炊出し担当
ABC班が避難所開設訓練を実施中、D班は非常用機材を使い炊出し訓練を行いました。
開設作業実習後、中川防災部長から実際の避難所開設時の校内施設の使われ方や、避難所でのルールなどをお話頂き、続いてシェイクダウン訓練を行いました。
*シェイクダウン訓練 = 地震などの非常時にその場で命を守る行動をとる訓練
すべての機材を参加者の皆さんで後片付けして、炊き出しの豚汁と非常用炊き込みご飯を試食して訓練を終了しました。
少しですが、訓練中の動画をご覧ください。
(下記リンクをタップ・クリック)
上田会長の訓練開始宣言
器材の組立 1. 2. 3. 4. 5. 6.
簡易担架の作り方と運び方
非常用発電機の始動
今回初めてこの訓練を実施し、実際に大勢で作業する場合の人の動きや力を見ることが出来ました。
全体の進行や運営する側の指揮系統や準備など、反省や今後に生かすべきことも見えたと思います。
避難者として参加された皆さんには、少しでも避難所開設時のイメージを掴んで頂けたら幸いです。
また、ご意見やご指摘も多々あると思います。
もしもの時のために、少しでも安心・安全を確保できるように、これからも地域の皆さんと一緒になって活動して参りますので、ご協力を宜しくお願い致します。
最後に、
本年度最後のまち協行事を無事終了することが出来ました。
各行事をはじめ、まち協の活動にご協力頂きました皆様、ありがとうございました。
新年度もどうぞ宜しくお願い致します。
M.F.