『ナチュールスパ宝塚』前の県道337号線を武庫川右岸上流側約600メートル先の見返り岩の手前に丁字ケ滝があります。丁字ケ滝は、宝塚温泉が1887年(明治20年)に開業後、観光地として賑わった場所です。滝の前には鉱泉が湧いており、間近にその様子を見ることが出来る貴重な場所です。
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以前は草木が生い茂り生瀬に向かう県道からは滝の様子を見ることが出来ませんでしたが、近隣の方の直向きな取り組みで見違える様な癒しの空間になりました。
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丁字ケ滝入り口の右手に土砂で埋もれた古い隧道が見えます。トンネルアーチはレンガ積みでしっかりと作られており、幅高さ2m、長さ30m位あったようです。この隧道は鉱泉旅館 壽楼により1907年(明治35年)頃に宿泊客への納涼サービスのために作られました。
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身近なところに観光遺産が残されています。是非一度、癒しの場所を訪れてみて下さい。なお丁字ケ滝までの県道は道幅が狭く往来する車への注意が必要です。