2024年度長尾台小学校区人権啓発委員会市民集会『ネット社会~被害者、加害者にならないために』を開催しました

2025年1月29日長尾台小学校ランチルームにて校区人権啓発委員会市民集会が開催されました。
テーマは「ネット社会~被害者、加害者にならないために」です。宝塚市人権ファシリテーターの檜垣彰子さんをお迎えし、昨今のネット事例にみる人権問題についてワークショップ形式で話し合いました。

この日は①『トイレの順番待ち』投稿の炎上事例、②『池袋暴走事故』の誹謗中傷事例を取り上げ、次代を担う子どもたちが生きていく社会をどのように作っていくか、考えを出し合いました。

ワークショップでは
・昔と違い子どもと一緒にいる時間が少ないので、子どものしていることがわかりづらい
・対面と違いネットの中は現実感がなく、他人事のように感じてしまうのでは
・内輪話に留めていた方が良い話をSNSに上げるのは危険。ネットリテラシー教育が大切
などの意見が出ました

ファシリテーターの檜垣さんからは
・炎上も誹謗中傷も「自分は正しいことを言っている」というある種の正義感が根底にある。冷静さを失わず、時にはスルーすることがネットではよい結果を生むこともある
・悪気がなく、興味本位から子どもが加害者になってしまうことがある。被害者にも加害者にもさせない教育が大切
・ネットリテラシー教育を受けてこなかった中高年世代こそSNSの取り扱いに気を付けた方が良い
・ネットいじめの書き込みがあったらスクショを取って警察などに相談する
などのお話がありました。

長尾台小学校では2月28日に4~6年生を対象にサイバー犯罪被害防止教室を行うそうです。

 

参考サイト(外部リンク)

 

兵庫県警サイバー情報発信室

サイバー犯罪被害防止やセキュリティに関する情報、ネットの書き込みに関する相談、通報窓口などが掲載されています。『インターネットのお約束 あひルのおやコ』など子ども向きのチラシや動画も掲載されています

宝塚市子ども相談課(宝塚市HP)

子ども総合相談課では保健師、社会福祉士、心理職、教育職、医師など、さまざまな職種の職員が子どもの相談に応じています。子ども総合相談課で作成している各種リーフレットも掲載されており、ネット・ゲーム依存症に関する『ネット・ゲームとうまく付き合うために』リーフレットがダウンロードできます

#今こそ考えよう情報モラル・セキュリティ(独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)HP)

独立行政法人 情報処理推進機構が製作する無料オンライン学習ツール(動画や漫画、スライドなど)のページで、インターネットを安全に正しく使う方法を学ぶことができます。小学生向き、中高校生向き、一般向き、指導者向きがあり、情報セキュリティだけでなく、保護者が子どもの安全のためにスマートフォン等の調整をする『ペアレンタルコントロール』やSNSを適切に利用する心得などが学べます