「夏休み ぼうさい教室」 ペットボトルで「気圧計」を作ろう!

7月27日(日)13:00~15:00 中山台コミュニティセンター3階ホールで、小学1年生から5年生までの6名とその保護者が参加

台風などの天気予報では、大切な「気圧」という言葉がよく出てきますが、目に見えず分かりにくいものです。そこで、気圧を知るための実験をし、ペットボトルを利用した簡単な気圧計を作って気圧を身近に感じてもらった。

ペットボトルで雲を作る

ペットボトルで雲を作る

「節子と台風」を観る(日本気象協会制作ビデオ)
台風がどこで、どうして発生し、なぜ左回りの風なのか、などをビデオを観て学んだ。

空気の重さを測る
 500mlのペットボトルにソーダキーパーを取り付け、入れられるだけの空気を入れる。電子秤で入れた空気の重さを測ると、そのうちの1本では、0.38グラム。空気にも重さがあることが分かった。空気の重さを、はじめて知ったようだった。

ペットボトルの中に雲を作る
 ペットボトルに、数滴水を入れ、ソーダキーパーを取り付け、入れられるだけの空気を入れて、急激に空気を抜くと、気圧の変化(断熱膨張)によって、一瞬でペットボトルの中に雲ができるのを体験した。この時、ペットボトルの中の空気は、雲を作るのにエネルギーが消費されて、温度が2~4度下がることも分かった。子供たちは、何度もチャレンジしていた。

できたペットボトル気圧計

できたペットボトル気圧計

ペットボトルで簡単な気圧計を作る
 透明ストローに目盛りを付けて、一方の端をペットボトルに入れた青く染色した水に浸し、他方の端をペットボトルの蓋に開けた孔に通して密封し、ストローの水柱位置を調整して20分ほどで完成した。初めに、温度による測定用ストローの水柱の動きを観察した。ペットボトルを手で温めると、水柱が上がり、冷えると元に戻るのを確かめた。気圧の上がり下がりについては、できた気圧計を持ち帰って、家で天気予報の気圧と比較しながら(気圧の上りで水柱は下降し、下がりで上昇)なるべく室温を一定にして観察することで夏休みの自由研究にもなる。また、親子ともに、共同作業で楽しく学べたと思う。