裏山のゆずり葉散策路に5~6月に咲く花

タニウツギ(谷空木)

落葉小高木で、5月から6月にかけて田植えの時期に色鮮やかな花が咲くので「田植え花」としても知られる。新緑の中で咲くピンクの花はひときわ映えて見えるので見つけやすい。エネルギッシュなピンクが印象的である。満開期は枝が垂れるほどになる。山地の谷沿いに自生することからタニウツギと命名されたが、環境への適応力が高く、管理の手間もかからないため、都市部の公園等にも植栽される。花期になると至るところで見受けられる。

ツクバネウツギ(衝羽根空木)

落葉低木日当たりのよい丘陵や山地に生える。よく分枝して茂り、高さは2mほどになる。花は白色、ときに淡黄色や淡紅色を帯びる。枝は硬く真っ直ぐのために木釘を作っていた。短い枝の先に二輪一組で開花。プロペラ状になる果実の萼片の様子が羽根突きの羽根に、枝の様子がウツギに似ていることから命名された。種子は羽根突きの羽根に似る。これが名前の由来となった4~6月に咲く、花は内側に黄色い斑点がある。