【メガソーラー計画は中止になりました。】太陽設備宝塚発電所開発計画について(6月28日更新)

太陽設備宝塚発電所建設計画は中止になりました。
この記事は3月6日に行われた事業者との話し合い、および県・市からコミュニティひばりに届いた要望書への回答の記録(3月18日掲載の過去の記事)です

【要望書への回答】

「しんぶん臨時号」や1月26日付ブログでお知らせしました通り、コミュニティひばりは太陽設備宝塚発電所建設計画(宝塚市切畑字長尾山1-1ほか北雲雀丘きずきの森に隣接する地区を開発してメガソーラー発電所を作る計画)について2020年1月27日に兵庫県知事に、1月30日に宝塚市長に要望書を提出しました。
提出した要望書に対し2月18日に兵庫県から、2月21日に宝塚市から回答が来ました。

↓コミュニティひばりが提出した要望書と兵庫県・宝塚市からの回答はこちら
兵庫県知事あて要望書   兵庫県からの回答
宝塚市長あて要望書    宝塚市長からの回答

また、2月27日に宝塚市は宝塚市議会の一般質問「宝塚エネルギー2050ビジョンについて 大規模太陽光発電事業の導入促進か環境保全か」への回答で、要望書提出に伴う対応とメガソーラー開発に対する市の方針について説明しています。

2019年12月27日宝塚市景観審議会デザイン協議部会、2020年1月21日宝塚市景観審議会デザイン協議部会でも、太陽設備宝塚発電所建設計画について審議が行われており、宝塚市HPにて議事録が公開されています。
2019年12月27日令和元年度第3回景観審議会デザイン協議部会 会議要旨
2020年1月21日令和元年度第4回景観審議会デザイン協議部会 会議要旨

 

【事業者との協議】

コミュニティひばりでは情報公開請求などで施工に関する資料を集めて地域在住の有識者の方々に検討をお願いし、懸念事項を洗い出しました。これまで市や県を通じて事業者との話し合いを求め続けてきましたが、再度事業者に申し入れたところ、コミュニティひばり役員と事業者で協議をすることとなり、懸念事項を質問状にまとめて3月2日に事業者に送付しました。3月5日に事業者との協議が行われ、事業者から質問状への回答と関連資料の提出があり、質疑応答となりました。3月7日に追加資料を受け取りました。

3月5日協議録
3月5日質問状・回答書
追加資料について

 

回答書記載以外の事業者からの説明概要

1)保険について(資料:保険パンフレット

①施設賠償責任保険
㈱太陽設備が所有、使用、管理する施設そのものの構造の欠陥、管理の不備、サービス業務等の仕事に起因して発生した事故による法律上の損害賠償責任を補償。
補償限度額:対人2億円/1名、10億円/1事故  対物10億円/1事故

②新たに加入する保険
施設賠償責任保険で補償できない部分をカバーするため、マーシュ・ジャパン社が㈱太陽設備にプランニングした被害者対策費用補償「ブランドイメージ保険」を保有する全設備に付保。自然災害(台風、雪災、雹災、落雷、水災)に起因して管理施設が住民に身体的・財物損壊を与えたが、㈱太陽設備に法律上の損害賠償責任がなかった場合を補償する。地震と地震による火災、津波、噴火は保険上、補償対象外。
補償限度額:10000千円/1被害世帯・1法人 100000千円/1事故
*被害者の死亡・後遺障害に対する見舞金については1名5000千円限度

 

2)太陽光パネル設備の耐風速について
(資料: 太陽電池アレイ架台強度計算書、スクリュー杭仕様、基準風速一覧

事業地は設計基準風速34m/sだが、耐風速を36m/sに引き上げた。更に耐風速38m/sへの引き上げを目指している。決まったら連絡する。

 

3)造成について
(資料:工事予定工程表審査書、審査報告書、盛土工事仕様書、土工標準図、検討モデル図)

盛土計画部の一部で地盤強度が不足していたため、地盤改良(柱状改良)等の計画盛土の安定検討を実施し、第三者機関の審査を受けたところ妥当と報告された。河床堆積層には、河底層から支持層まで直径1メートル長さ7~8メートルの柱状物を面積の50%に埋める柱状改良を行って強度を上げる。改良部分より下は岩盤なので滑ることはない。

 

4)調整池について

事業地から濁水を出さぬよう沈砂池を設けるので、工事中もひょうたん池に濁水が流れることはない。総合治水条例の審査が通っており調整池があふれることはない。
絶滅危惧種・セトウチサンショウウオの生息域である、ひょうたん池を迂回して調整池の水を流す案も持っているが、迂回するとひょうたん池の水が枯れてしまう問題があるため、きずきの森の所有者である宝塚市と相談しながら進める。

 

5)施設のメンテナンスについて

①発電施設の維持管理及び機能保持
・本件事業はメンテナンス契約により定期的な維持管理を行う。
・システム管理センターでモニターによる集中管理を継続的に行い緊急時に対応、定期的な現地目視確認により細部点検。

②調整池の維持管理及び機能保持(資料:調整池設計諸元 調整池管理計画書
・施設所有者は兵庫県総合治水条例により適切な維持管理を行うこととなっている。
・工事完了後の浚渫回数は負荷が一番大きな数値で設定しており堆砂除去作業は、基本1年に1回、定期メンテナンスにより堆砂量が増大していると判断した場合はその都度、堆砂作業を行う。

 

6)防災について ⇒資料:防災計画書を参照。

 

7)住環境への影響
(資料:反射光シミュレーション 太陽電池モジュールの反射光について①p.1~p.10
太陽電池モジュールの反射光について②p.11~p.22 太陽電池モジュールの反射光について③p.23~p.34

反射シミュレーションを行い、周辺住宅やきずきの森へ反射が無いことを確認した。
(3月7日追加資料より:
・コミュニティひばり、南野坂自治会にシミュレーション結果の資料を提出済み。
・資料p.2の反射光測位から、計算上、夏至の18:00頃にした方向に反射となっているが、手前の残存森林、および西側稜線(尾根)により反射光は消滅する。また、反射光測位位置図は計算上の方向を表しているので、西側の山もなく、パネル東側の残存森林もなければこの位置で消滅すると表している。
シミュレーション手順
①地形的要因を考慮せず、計算上での反射光を測定。
②下向きの反射光が発生した場合の時間帯に地理的要因を入力する(山の高さなど)。
③シミュレーションの結果、反射の影響はない。)

事業地の周囲に高木を植えてきずきの森からパネルを見えなくして欲しいという意見があったが、パネルに影が落ちるので難しい。法律では事業地内の残存森林が25%で良いところ、50%の残存森林を残しているので理解してほしい。電磁波障害はない。

 

8)原状復帰について

①資材置き場跡地は種子吹付としているが、表土利用工や防風林の提案があったので、一部に表土を利用して現存木苗も植えようと考えており、何らかの侵食防止をする。

②事業終了後の修景は、パネルエリアの下を外来種3種混合による種子吹付としているので設備撤去のみで植林はしない。条例に基づき廃棄費用を積み立てている。

 

9)工事予定 (資料:工事予定工程表

事業の縮小、事業予定地の売却を含め事業中止はできない。3月中に審査が終わる予定なので、着工は4月から5月になると思う。工事期間中は入り口の看板、一部境界はトラロープで立ち入り制限をするが、工事終了後撤去するので立入禁止区域以外の事業地を通っていただいて構わない。工事予定が決まったら詳細を連絡する。